税理士FPの日々鍛錬 ~go my way~

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ライティングがおすすめ。でもどうやって始める?

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前回の記事で、副業を始めるならばライティングがおすすめだとご紹介しました。

 

副業の選び方やライティングがおすすめな理由はこちら→

e-lifeplanning.hatenablog.jp

 

しかし、ライティングの仕事を一度もしたことがない人が、何の準備もなくいきなり稼ぐのは難しいでしょう。
そもそも、ライティングをしたことがなく、何のノウハウもない人の場合、仕事を受注することも至難の業です。

そこで、私が実際にどのようなサイトを利用したのかもご紹介しながら、どうやってライティングの仕事をするといいのか解説します。
いきなり多くの収入を得ることは難しいので、一歩ずつ進歩することを目指しましょう。

 まずはライティングの仕事に触れる

私が最初にライティングの仕事に触れるきっかけとなったのは、「PeX」というポイントサイトでした。

pex.jp

残念ながら、このサイトでは、2018年3月に文章を書いてポイントをもらうというサービスは終了しており、それ以降はこのサイトを利用してライティングを始めることはできなくなっています。

PeXの良かった点

このPeXの良かったところは、サイトに登録していれば、誰でもすぐにライティングの仕事ができたことです。
ライティングのテーマや文字数については、サイトの利用者として登録している人であれば誰でも見ることができました。
また、条件を見るだけでなく、実際に書いて納品し、その後ポイントが付与されるまでのすべての過程において、一切依頼主と個別の契約をする必要はありませんでした。
そのため、初心者がチャレンジするにはもってこいだったのです。

また、多くの案件があり、様々なジャンルの依頼があったのも良かった点です。

もう1つ良かったのは、納品した記事が不採用となっても、その後の仕事にまったく影響がなかったことです。
ライターの能力をはかる指標として、採用率などを公表し、一定の採用率を上回ることが作品の応募条件となることがあります。
しかし、このサイトはそのような指標はありませんでしたので、初心者には好都合だったと思います。

PeXのマイナス点

誰でも気軽に参加できるというサイトの性質上、仕事の単価は非常に安く、副業であることを考慮しても、大きく稼ぐのは難しかったのは事実です。
また、ポイントでしか報酬を得られない点もマイナスでした。

ライティングを始めるなら「サグーワークス」がおすすめ

先ほどご紹介したPeXが、ライティングには利用できなくなった現在、これに代わって私がおすすめするのが「サグーワークス」です。

works.sagooo.com

このサービスは、現在でも非常に広く利用されているようです。私が利用していたのは1年余りの期間でしたが、そのころと現在の印象はあまり変わりません。

獲得ポイントが多い人のランキングが掲載されていますが、2021年1月のランキングでは、多い人は月20万ポイントを超えていました。
副業としてではなく、専業ライターとしてこのサイトを利用することも可能なのではないか、と思える充実ぶりです。

サグーワークスの良い点

サグーワークスが初心者でも利用しやすいのは、最初に紹介したPeXと同様、ライターのキャリアや経歴に関係なく、書き手を募集している案件にチャレンジすることができることです。

言い方はやや乱暴ですが、落ちている案件を、登録している人であれば誰でも自由に拾うことができる状態にあります。
これは、後に紹介するサイトのように、記事の作成に入る前に契約を締結するものとは大きな違いがあるのです。

事前に契約をする場合は、まず依頼主から様々な条件が設定されます。
たとえば、ライティングの経験、そしてテーマとなる題材に関する専門的な知識などです。
このような条件にあてはまらなければ、実際に作業に入ることすらできないのです。

そして、初心者の場合はこのような条件になかなかあてはまらないため、ライティングを始めることすらできません。

もう1つポイントとなるのは、サグーワークスの場合、取り組んだ案件を途中でやめるのも可能なことです。
本来、このようなことは望ましくないのですが、どうしてもライティングの経験が少ないと、途中で書けなくなってしまう場合があります。

経験が少ないと、自分の力量が分からないため、テーマや文字数などの条件を満たすことができるかどうか、事前に予測することが難しいのです。

しかし、このような場合にも、サグーワークスであれば依頼主に迷惑をかけることはありません。
一方、契約を交わしてから記事の作成に入る場合は、基本的に途中で辞めることはNGです。

どうしても難しい場合には、いったん受けた仕事をお断りすることになるのでしょうが、このようなことが何度もあれば、仕事を続けていくことは難しくなるでしょう。

サグーワークスのマイナス点

サグーワークスの良い点でもあり、逆にマイナスにもなるのが、プラチナライターという制度です。
このプラチナライターは、サグーワークスが定めるテストに合格すればなることができます。

プラチナライターになると、それまでより高い報酬の仕事をすることができるようになるため、大きな特典となります。
しかし、逆にいえば、プラチナライターになる前は、比較的報酬の低い案件を取り合うこととなります。
そして、始めたばかりの人がプラチナライターになることは極めて難しいと考えられるのです。

また、プラチナライター以外にもライターをランク付けする制度があります。
そのランク付けの指標として用いられているのが、作成した記事がどれだけ採用されたかを示す割合です。
長く続けて成果を出し続けている人でなければ、その割合を上昇させることは難しいため、初心者にとっては大きな壁となります。
しかし、ランクが上がらなければ、報酬をアップさせることはできません。

プラチナライターになったり、ランクを上げたりしないと、効率よく稼ぐのは難しいのです。
私もプラチナライターテストを受ける自信はなく、受験もしていません。
また、ランクも1つくらいしか上げることができませんでした。

ただ、これらの制度はうまく利用すれば、大きなプラスになります。
自身の取り組み方や力量にあわせて、より多くの報酬を得られるような方法を考えてみるといいでしょう。

クラウドワークスはある程度経験を積んでから

私が現在も利用しているのが、「クラウドワークス」です。 

crowdworks.jp

クラウドワークスの最大の特徴は、仕事の内容がライティングだけにとどまらないことです。
日本最大のクラウドソーシングという通り、インターネットを介して行うあらゆる業務の依頼が掲載されています。
そのため、ライティング以外にもロゴのデザイン、プログラミング、動画作成など、あらゆるジャンルの依頼から、自分にあった仕事を探すことができるのです。

ライティングに関する仕事も数多くありますが、仕事の種類は大きく2種類に分けることができます。

1つは、依頼主と事前に契約を交わし、その契約の締め切りまでに納品するものです。
一般的に仕事を行う際には、どの業種でも普通に行われている取引方法ですが、これをクラウドワークスのサイト内で行うのです。
事前に、記事の内容で合意しなければならないほか、納期がいつまでなのか、その記事の金額がいくらかといった点で合意して初めて契約することができます。

もう1つは、依頼主との事前の契約を結ぶことなく取り組むことのできるものです。
このような仕事は「タスク」と呼ばれ、ライティングのほか、アンケートや写真の提供といった仕事があります。
事前に契約をせず、提示された条件に合った仕事をすれば報酬がもらえますが、単価が低い案件が多いため、本格的に副業として稼ぎたいと考える場合は不向きといえます。

クラウドワークスの良い点

クラウドワークスは、様々な依頼主からの仕事があるため、自分にあった条件の仕事を選んで取り組むことができます。
1件1件の依頼の条件だけでなく、依頼主がどのような人や会社なのかも確認することができるため、怪しげな仕事には手を出さないようにすることもできるはずです。

また、クラウドワークスにはワーカーの情報も登録され、依頼主や他のワーカーから見ることができるようになっています。
プロフィールに自己紹介のほか、どのような分野に精通しているのか、どのような資格を保有しているのかといった情報を掲載しておくのです。
さらに、クラウドワークスを通して行った仕事については、自身の実績として登録されていきますし、過去に行った仕事に関する依頼主からの評価を見ることもできます。

クラウドワークスで仕事をすればするほど、その実績は積み重なっていくのです。
その結果、より単価の高い仕事を受けることができるようになったり、依頼主から直接仕事を受けるようになったりします。

私の場合も、最初は自分で様々な条件から検索して仕事の依頼を探し、応募して契約していました。
その後、しだいに依頼主の方から継続的に仕事を依頼されるようになり、現在は特定の依頼主からの仕事だけを行っています。
現在は本業に支障のない程度に仕事を行い、月10万円程度の収入をライティングから得ている状況となっています。

クラウドワークスのマイナス点

クラウドワークスは、事前に依頼主と契約を取り交わすのが基本的なスタイルです。
そのため、ワーカーが依頼の内容や依頼主を吟味することができるのと同様に、依頼主もワーカーを吟味することができます。

実績のある人にはスカウトという形で、依頼主の方から直接声がかかることもある一方、実績のない人の場合、いくら応募しても契約に結び付かない可能性があるのです。

そのため、ライティングの初心者がいきなりクラウドワークスに登録しても、契約をもらえない可能性があります。

ライティングには書く技術より何を書くかが重要

最後に、ライティングの仕事をするうえで最も大事なのは何かを考えておきましょう。

長年のライティングの経験がある人や、ライターとして仕事をしている人には、書く技術があります。
たとえば、検索サイトで上位に表示されるようにするSEOと呼ばれる技術は、初心者には理解不能ですし、すぐに身につくものではありません。

しかし、ライティングを行う際に本当に必要なのは、そのような技術より何を書くかという内容なのです。
ほかの人が書いたサイトを模倣して書いたり、ありふれた情報を書くだけでは意味がありません。
(私自身、過去の記事を見て反省中・・・)

自分しか知らない体験談、あるいは自身の知識や経験から得られた考えを書くことができれば、初心者でもライティングの仕事を始めることができるはずです。