税理士FPの日々鍛錬 ~go my way~

税理士でもあるFPが日々考えていることを書きます

ファイナンシャルプランナーってどんな仕事?

みなさんは、「ファイナンシャルプランナー」という資格をご存じですか?
名前くらいは聞いたことがある人も多いのではないかと思います。

ファイナンシャルプランナーとは、税金、不動産、資産運用、相続、教育資金、老後や年金といったお金に関するあらゆる分野の知識をもって、依頼者からの相談に答える仕事です。多くのファイナンシャルプランナーは、金融機関や保険会社、不動産会社などに所属する会社員であり、ファイナンシャルプランナーとして収益を得ているというよりは、その知識を生かして別の方法で収益を得ています。しかし、中にはファイナンシャルプランナーとして独立し、純粋に相談料をもらっている人もいます。

ファイナンシャルプランナーとしての仕事は、相談を受けてアドバイスをするだけなので、どうしても「人のふんどしで相撲を取る」ような状態になってしまいます。仮に思惑どおりにならなくても、そのことについて責任を取らないと考えられることもあり、批判的な目で見られがちです。
私は普段、税理士としての仕事もしているのですが、もし税金の計算を間違えればお客さんに損害賠償請求をされる可能性があります。ところが、ファイナンシャルプランナーのアドバイスが仮に間違っていたとしても、そのことについてファイナンシャルプランナーとしては責任の取りようがないのです。

ネットの記事などでは、家計診断や資産運用、保険などの解説を行っています。しかし多くの記事のコメントを見ると、専門家でなくても知っているような内容であったり、非現実的なアドバイスを書いていたりするため、ファイナンシャルプランナーに対してあまりいい印象がない人もいると思います。

ファイナンシャルプランナーとして受ける相談の内容は、その相談者によって大きく異なるため、たとえ実名を出していなくても、記事にしてネット上に公開するようなものではありません。他の人が見ても参考にならないからです。むしろ、家計診断などの記事は、人の財布をのぞき見する感覚と変わらないのです。

このブログでは、具体的な数字からではなく、お金に関する幅広い知識について考えていきたいと思います。もちろん、お金以外の話題もどんどん記事にできればと思います。